ハリーポッターシリーズに出てくる魔法薬の
ポリジュース薬。
その英語名称、特徴、効果・効能・用途、材料、作り方、登場作品、シーンなどをまとめています。






ポリジュース薬の英語|ハリーポッター

ポリジュース薬
Polyjuice Potion

特徴

水あめ状で黒色の泥のような状態。

ただし、変身しする対象人物の髪の毛などの体の一部を入れると、液体はその人物に応じて変色したり、味が変わったりする。

調合は約1ヶ月かかる。
詳しくは下記作り方を参照。






効果・効能・用途

薬を飲んでから約一時間の間は、変身したい対象人物と全く同じ容姿とスペックになる。
人種、性別も変えることができる。

【変わるもの】
その対象人物になるために、背が伸びたり縮んだり、または視力が良くなったり悪くなったり、片足がなくなったりもする。
ただし、一時間後には、全ての体の部分が元通りの自分に戻る。

【変わらないもの】
洋服、義眼、義手など、体の一部でないもの。

【注意点】
人ではなく、動物の体の一部を調合してしまうと、中途半端に動物に変身して、元の姿に戻れなくなる。
その際は、別途で対処が必要。

明らかにされている材料






作り方

図書館の禁書棚の「最も強力な魔法薬」に掲載されている作り方。
クサカゲロウは21日煮込む必要があり、満月草は満月の夜に摘む必要があるので、調合には約一ヶ月かかる。

第1段階

【ステップ1】

  1. 大鍋に3計量の満月草(満月の夜に摘んだもの)を入れる。
  2. 大鍋にニワヤナギ2束入れる。
  3. 4回、時計回りに搔き回す。
  4. 杖を振り、薬を80分醸造する。

【ステップ2】

  1. 大鍋にヒルを4匹を入れる。
  2. 大鍋にニワヤナギ2束入れる。
  3. 4回、時計回りに搔き回す。
  4. 杖を振り、薬を80分醸造する。
  5. クサカゲロウをすり鉢にいれて、ペースト状にして、2計量を大鍋に入れる。
  6. 30秒弱火で熱する。
  7. 杖を振ると、薬の原液が出来上がる。

第2段階

【ステップ1】

  1. 大鍋に3計量の毒ツルヘビの皮の千切りを入れる。
  2. すり鉢に2計量の二角獣の角を入れて潰し、粉末状にして、1計量を大鍋に入れる。
  3. 20秒高温で熱する。
  4. 杖を振り、24時間醸造する。

【ステップ2】

  1. 大鍋に追加で1計量のクサカゲロウを入れる。
  2. 3回、反時計回りに掻き回す。
  3. 薬を小分けして、変身したい人物の体の一部を入れる。
  4. 杖を振ると、薬が出来上がる。






登場巻とシーン






第2巻 ハリー・ポッターと秘密の部屋(書籍・映画)

【服用者→変身した対象】

【場面】1992年。ドラコから「秘密の部屋」の詳細を聞き出すためハリー達トリオは揃って変身。
しかし、ハーマイオニーだけは、変身に失敗して一緒に行けなかった。
ハーマイオニーは、ポリジュース薬に入れた毛はミリセントのペットの猫の毛だったため、猫に変身。
その後、変身を解くためにマダム・ポンフリーにお世話になった。ポリジュース薬は、酷い黄色だったとのこと。

【ポリジュース薬の特徴】

  • ハリー:煮すぎたキャベツの味がしたとのこと。
  • ロン:鼻くその味がしたとのこと。
  • ハーマイオニー:酷い黄色だったとのこと。







第4巻 ハリー・ポッターと炎のゴブレット(書籍・映画)

【服用者】バーテミウス・クラウチ・ジュニア

【変身した対象】アラスター・ムーディ

【場面】
1994-1995年。ヴォルデモートからの指示によるホグワーツ潜入任務のため。

スネイプは研究室から盗まれた材料は、ハリーがポリジュース薬を作るために盗んだと疑っていた。後日それは、バーテミウス・クラウチ・ジュニアがアラスター・ムーディに変身するために、盗んだと判明。


【服用者→変身した対象】

  • バーテミウス・クラウチ・ジュニア→母親
  • 母親→バーテミウス・クラウチ・ジュニア

【場面】
(過去の話を「真実薬」を飲まさせてバーテミウスクラウチjr.が自白)
1982年。アズカバンから息子を脱獄させるため、死期が近い母親が息子の身代わりとなる。母親は獄死するまでポリジュース薬を飲み続けた。

第5巻 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(書籍)

「ポリジュース薬」の名称は出て来たが、使われてはいない。






第6巻 ハリー・ポッターと謎のプリンス(書籍・映画)

【服用者】

  • グレゴリー・ゴイル
  • ビンセント・クラッブ

【変身した対象】女子生徒

【場面】1996-1997年。ドラコの指示で、ドラコが「必要の部屋」で「姿くらましキャビネット」を修理している間、部屋の外を見張るため、その度に変身した。

第7巻 ハリー・ポッターと死の秘宝(書籍・映画)

【服用者】

  • ハーマイオニー・グレンジャー
  • ロン・ウィーズリー
  • フレッド・ウィーズリー
  • ジョージ・ウィーズリー
  • フラー・デラクール
  • マンダンガス・フレッチャー

【変身した対象】ハリー・ポッター

【場面】1997年7月27日。ハリーを隠れ穴に無事に送り届けるため、7人のハリーとそのもどきが一斉に叔父宅を飛び立つ。

【ポリジュース薬の色】明るく透明な金色。







【服用者→変身した対象】
ハリー・ポッター赤毛のマグルの少年

【場面】1997年8月1日。ビルとフラーの結婚式に身分を隠して出席するため。


【服用者→変身した対象】

【場面】1997年9月2日。魔法省に潜入する為に、魔法省職員に変身。
ポリジュース薬はきれいなヘリオトロープ色(ピンク系紫色)だった。

 

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【服用者】

  • ハリー・ポッター
  • ハーマイオニー・グレンジャー

【変身した対象】マグルの中年夫婦

【場面】1997年12月24日。ゴドリックの谷を怪しまれずに訪れるため。


【服用者】ハーマイオニー・グレンジャー

【変身した対象】ベラトリックス・レストレンジ

【場面】1998年5月1日。グリンゴッツ魔法銀行に侵入する。このポリジュース薬はガーディルート(魔法の植物で玉ねぎに似ている)より酷い味がした、とのこと。

第8巻 ハリー・ポッターと呪いの子(書籍・舞台)

【服用者】

【場面】2020年9月1日。アルバス、スコーピウス、デルフィーニの3人で魔法省に潜入して、タイム・ターナーを盗むため。