ハリーポッターシリーズに出てくる魔法薬の
ポリジュース薬。
その英語名称、特徴、効果・効能・用途、材料、作り方、登場作品、シーンなどをまとめています。
ポリジュース薬の英語|ハリーポッター
ポリジュース薬
Polyjuice Potion
特徴
水あめ状で黒色の泥のような状態。
ただし、変身しする対象人物の髪の毛などの体の一部を入れると、液体はその人物に応じて変色したり、味が変わったりする。
調合は約1ヶ月かかる。
詳しくは下記作り方を参照。
効果・効能・用途
薬を飲んでから約一時間の間は、変身したい対象人物と全く同じ容姿とスペックになる。
人種、性別も変えることができる。
【変わるもの】
その対象人物になるために、背が伸びたり縮んだり、または視力が良くなったり悪くなったり、片足がなくなったりもする。
ただし、一時間後には、全ての体の部分が元通りの自分に戻る。
【変わらないもの】
洋服、義眼、義手など、体の一部でないもの。
【注意点】
人ではなく、動物の体の一部を調合してしまうと、中途半端に動物に変身して、元の姿に戻れなくなる。
その際は、別途で対処が必要。
Polyjuice Potion is only meant for human transformations. pic.twitter.com/6QJOABHNZL
— Harry Potter (@harrypotter) July 13, 2018
明らかにされている材料
- クサカゲロウ(21日煮込んだもの) Lacewing flies
- ヒル Leeches
- 満月草(満月の夜に摘んだもの) Fluxweed
- ニワヤナギ Knotgrass
- 二角獣の角の粉末 Powdered horn of bicorn
- 毒ツルヘビの皮の千切り Boomslang skin
- 変身したい人物の体の一部
作り方
図書館の禁書棚の「最も強力な魔法薬」に掲載されている作り方。
クサカゲロウは21日煮込む必要があり、満月草は満月の夜に摘む必要があるので、調合には約一ヶ月かかる。
第1段階
【ステップ1】
- 大鍋に3計量の満月草(満月の夜に摘んだもの)を入れる。
- 大鍋にニワヤナギ2束入れる。
- 4回、時計回りに搔き回す。
- 杖を振り、薬を80分醸造する。
【ステップ2】
- 大鍋にヒルを4匹を入れる。
- 大鍋にニワヤナギ2束入れる。
- 4回、時計回りに搔き回す。
- 杖を振り、薬を80分醸造する。
- クサカゲロウをすり鉢にいれて、ペースト状にして、2計量を大鍋に入れる。
- 30秒弱火で熱する。
- 杖を振ると、薬の原液が出来上がる。
第2段階
【ステップ1】
- 大鍋に3計量の毒ツルヘビの皮の千切りを入れる。
- すり鉢に2計量の二角獣の角を入れて潰し、粉末状にして、1計量を大鍋に入れる。
- 20秒高温で熱する。
- 杖を振り、24時間醸造する。
【ステップ2】
- 大鍋に追加で1計量のクサカゲロウを入れる。
- 3回、反時計回りに掻き回す。
- 薬を小分けして、変身したい人物の体の一部を入れる。
- 杖を振ると、薬が出来上がる。
登場巻とシーン
What was the last ingredient Harry, Ron, and Hermione needed to acquire to complete brewing the Polyjuice Potion? pic.twitter.com/6AU38esQyH
— Harry Potter (@harrypotter) May 11, 2015
第2巻 ハリー・ポッターと秘密の部屋(書籍・映画)
【服用者→変身した対象】
【場面】1992年。ドラコから「秘密の部屋」の詳細を聞き出すためハリー達トリオは揃って変身。
しかし、ハーマイオニーだけは、変身に失敗して一緒に行けなかった。
ハーマイオニーは、ポリジュース薬に入れた毛はミリセントのペットの猫の毛だったため、猫に変身。
その後、変身を解くためにマダム・ポンフリーにお世話になった。ポリジュース薬は、酷い黄色だったとのこと。
【ポリジュース薬の特徴】
- ハリー:煮すぎたキャベツの味がしたとのこと。
- ロン:鼻くその味がしたとのこと。
- ハーマイオニー:酷い黄色だったとのこと。
The joys of Polyjuice Potion. Who hasn’t wanted to turn into someone else for a day? Ok, we’ve never wished we could be Crabbe or Goyle, but the idea is still pretty cool. pic.twitter.com/dwvPRSukbY
— Wizarding World (@wizardingworld) July 2, 2018
第4巻 ハリー・ポッターと炎のゴブレット(書籍・映画)
【服用者】バーテミウス・クラウチ・ジュニア
【変身した対象】アラスター・ムーディ
【場面】
1994-1995年。ヴォルデモートからの指示によるホグワーツ潜入任務のため。
スネイプは研究室から盗まれた材料は、ハリーがポリジュース薬を作るために盗んだと疑っていた。後日それは、バーテミウス・クラウチ・ジュニアがアラスター・ムーディに変身するために、盗んだと判明。
【服用者→変身した対象】
- バーテミウス・クラウチ・ジュニア→母親
- 母親→バーテミウス・クラウチ・ジュニア
【場面】
(過去の話を「真実薬」を飲まさせてバーテミウスクラウチjr.が自白)
1982年。アズカバンから息子を脱獄させるため、死期が近い母親が息子の身代わりとなる。母親は獄死するまでポリジュース薬を飲み続けた。
第5巻 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団(書籍)
「ポリジュース薬」の名称は出て来たが、使われてはいない。
第6巻 ハリー・ポッターと謎のプリンス(書籍・映画)
【服用者】
- グレゴリー・ゴイル
- ビンセント・クラッブ
【変身した対象】女子生徒
【場面】1996-1997年。ドラコの指示で、ドラコが「必要の部屋」で「姿くらましキャビネット」を修理している間、部屋の外を見張るため、その度に変身した。
第7巻 ハリー・ポッターと死の秘宝(書籍・映画)
【服用者】
- ハーマイオニー・グレンジャー
- ロン・ウィーズリー
- フレッド・ウィーズリー
- ジョージ・ウィーズリー
- フラー・デラクール
- マンダンガス・フレッチャー
【変身した対象】ハリー・ポッター
【場面】1997年7月27日。ハリーを隠れ穴に無事に送り届けるため、7人のハリーとそのもどきが一斉に叔父宅を飛び立つ。
【ポリジュース薬の色】明るく透明な金色。
【服用者→変身した対象】
ハリー・ポッター→赤毛のマグルの少年
【場面】1997年8月1日。ビルとフラーの結婚式に身分を隠して出席するため。
【服用者→変身した対象】
- ハリー・ポッター→アルバート・ランコーン
- ロン・ウィーズリー→レジナルド・カターモール
- ハーマイオニー・グレンジャー→マファルダ・ホップカーク
【場面】1997年9月2日。魔法省に潜入する為に、魔法省職員に変身。
ポリジュース薬はきれいなヘリオトロープ色(ピンク系紫色)だった。
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【服用者】
- ハリー・ポッター
- ハーマイオニー・グレンジャー
【変身した対象】マグルの中年夫婦
【場面】1997年12月24日。ゴドリックの谷を怪しまれずに訪れるため。
【服用者】ハーマイオニー・グレンジャー
【変身した対象】ベラトリックス・レストレンジ
【場面】1998年5月1日。グリンゴッツ魔法銀行に侵入する。このポリジュース薬はガーディルート(魔法の植物で玉ねぎに似ている)より酷い味がした、とのこと。
第8巻 ハリー・ポッターと呪いの子(書籍・舞台)
【服用者】
- アルバス・セブルス・ポッター→ハリー・ポッター
- スコーピウス・マルフォイ→ロン・ウィーズリー
- デルフィーニ→ハーマイオニー・グレンジャー
【場面】2020年9月1日。アルバス、スコーピウス、デルフィーニの3人で魔法省に潜入して、タイム・ターナーを盗むため。