ヴォルデモートの最後とその死因について解説しています。
どのような杖を使って、どのような呪文で、どうして倒されたのか。
熟練最強の闇の魔法使いが、学校もまだ卒業していないハリーポッターにどうして勝てなかったのでしょうか?
まずは、ハリポタシリーズ映画第8作 「ハリー・ポッターと死の秘宝PART2」の最後のバトルシーン動画をご覧ください。
ヴォルデモートの最後と死因の動画
いい場面で終わっていますが、このバトルでヴォルデモートは最後を迎えます。
魔法の打ち合いをして、ハリーの魔法が打ち勝ってヴォルデモートは倒れました。
原作では、大広間でみんなに囲まれてバトルを繰り広げます。
ヴォルデモートはどんな呪文で倒れたの?
映画ではありませんでしたが、原作でははっきりと呪文を唱えていました。
ヴォルデモートがハリーを殺そうとしてアバダケダブラ(瞬殺の魔法)を放ち、ハリーがそれに対抗してヴォルデモートの武器である杖を奪おうとしてエクスペリアームス(武装解除)で迎え受けます。
その結果、ヴォルデモートは自分が放った死の呪文がハリーの呪文にを押し返されて、自分の呪文を逆に受けて倒れます。
ヴォルデモートの死因は杖の忠誠心のせいで自滅だった
この結果だけを見えると、ハリー・ポッターはヴォルデモートよりも強力な魔法使いだから勝ったのではないか、と思ってしまいそうです。
ですが、これは単に杖の主従関係から生じた結果でした。
杖は通常、その所有者に服従する傾向にあります。
ヴォルデモートが最後の対決で使った杖は、ニワトコの杖。
最強の杖と言われるニワトコの杖は、現時点での所有者に完全服従をして忠誠を示し、以前の保持者にでさえ従わない、という性質の杖です。
ニワトコの杖の歴史は長く、直近ではアルバス・ダンブルドアが所有者でした。
そのダンブルドアを武装解除したのがドラコ・マルフォイで、ドラコは意図せずにニワトコの杖の所有者に認定されていました。
(ニワトコの杖に一度も触っていないにも関わらずです!)
後にドラコの杖を奪ったのがハリー・ポッターなので、ハリーがニワトコの杖に所有者として認識されることになります。
そんなことを知らないヴォルデモートは、ダンブルドアを殺害したセブルス・スネイプがニワトコの杖の所有者であると勘違いをして、スネイプを殺害。
自分がニワトコの杖の所有者になったと思っていました。
ハリー・ポッターが使ったのは、ドラコから奪った杖。
つまり、どちらの杖もハリー・ポッターが所有者だったわけです。
ニワトコの杖は所有者であるハリーに忠誠を示したので、ハリーに対する死の呪文がヴォルデモート自身に跳ね返って死に至ったというわけです。
まとめ
最後のバトルで使ったもののまとめ。
【呪文】
ヴォルデモートの呪文:アバダケダブラ(瞬殺の魔法)
vs.
ハリーの呪文:エクスペリアームス(武装解除)
【杖】
ヴォルデモートの杖:ニワトコの杖
ハリーの杖:ドラコのものだった杖
結局、ヴォルデモートはハリーに忠誠心がある杖を使ったため、自分の放った死の呪文が逆噴射して自滅。
ヴォルデモートは最強の魔法使いでありながら、詰めは甘かったようです。