ハリーポッター(ハリポタ)シリーズに出てくる呪文の
「セクタムセンプラ 切りさけ」。
ハリーがドラコ・マルフォイの体を、スネイプがジョージの耳をさいた呪文です。
呪文の英語名称・発音、呪文の語源・由来・意味(何語なのか)、魔法の用途、治すにはどうするのか、登場シーン、画像、ファンが描いたイラストなどをまとめています。
呪文・英語・発音
セクタムセンプラ 切りさけ
Sectumsempra
sɛktəmˈsɛmprə/ sek-təm-sem-prə
呪文の語源・由来・意味
ラテン語でsectumは切りさく、semperはずっと、いつもという意味。
魔法の用途
呪文を放つと小さな白い光が放たれ、相手の体を酷く切りさく。
目に見えない剣で切るような感じ。
切り傷をつくる場合と、身体の一部を切り取る場合がある。
切り裂かれると血液がふき出し、傷の程度が酷いと出血多量でなくなる可能性もある。
スネイプ常用の呪文。
魔法の開発者
セブルス・スネイプ(半純血プリンス)
治すには?
セブルス・スネイプ(半純血プリンス)は、ハリーにこの呪文で傷つけられたドラコを歌うような呪文で治療した。
映画では、ヴァルネラ・サネントゥールという呪文で、傷口や引きさかれた服まで元通りにした。
登場シーン
第5巻 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
【術者】セブルス・スネイプ
【場面】スネイプのオフィスにて閉心術の個人レッスン中、ハリーは誤ってペンシーブでスネイプの記憶をみる。
その記憶の中には、ホグワーツ学生時代のスネイプが、ジェームズにこの呪文を放ち、ジェームズの頬を擦って小さな切り傷を作った出来事があった。
第6巻 ハリー・ポッターと謎のプリンス
【術者】ハリー・ポッター
【場面】「半純血のプリンス」の私物、上級用の魔法薬学の本を手に入れたハリーは、そこに走り書きしてあったこの呪文を知る。
嘆きのマートルのトイレにいたドラコとの小競り合いの時に、セクタムセンプラ呪文を使用して、ドラコをひどく切りさいてしまう。
この呪文がどのような術かを知らなかったハリーは驚愕し、そこを通りかかったスネイプがドラコを癒した。
【術者】ハリー・ポッター
【場面】海際の洞窟での分霊箱探しで亡者に対して、セクタムセンプラ呪文も含めたいろいろな呪文で対抗。
しかし、生身ではない亡者に対しては、大した効果はなかった。
【術者】ハリー・ポッター
【場面】ダンブルドアを殺したスネイプを追って、ハリーはスネイプと対峙して、セクタムセンプラ呪文を使おうとしたが、阻止される。
スネイプは、自分が半純血のプリンスでこの呪文の開発者だと告白した。
第7巻 ハリー・ポッターと死の秘宝
【術者】セブルス・スネイプ
【場面】7人のハリーのバトルの際に、スナイプは死喰い人の杖腕にセクタムセンプラ呪文を放ったが、ねらいが外れてジョージの左を失わせた。
しかし、不死鳥の騎士団メンバーでさえ治療法は不明で、耳を元に戻す事は出来なかった。