ハリーポッター(ハリポタ)シリーズに出てくる魔法アイテム、
ロウェナ・レイブンクローの髪飾り。
髪飾りについて、書籍原作、pottermore、J.K.ローリングのインタビューやツイートなどに基づいた概要、失われた逸話、分霊箱になって後に破壊された経緯、映画で使われた髪飾りの画像、ファンが描いたイラストなどを紹介しています。
【映画で使われたロウェナ・レイブンクローの髪飾り】
ロウェナ・レイブンクローの髪飾りの概要
ロウェナ・レイブンクローは、ホグワーツ魔法魔術学校の4人の創設者のうちの1人で、レイブンクロー寮の創設者。
学識や知性を重んじたロウェナ・レイブンクローは、知恵が増えると言われている髪飾りを作った。
髪飾りはロウェナ・レイブンクローの象徴となる、魔法アイテムとなり、
象徴の文言「計り知れぬ英知こそ、われらが最大の宝なり」が刻印されていた。
「失われたレイブンクローの髪飾り」の行方
ロウェナ・レイブンクローの娘、ヘレナは母親よりも賢く、重要な人物になりたかったので、母の髪飾りを盗んでアルバニアの森に隠れ住んだ。
やがて重い病になったロウェナ・レイブンクローは、もう一度娘に会いたくなったので、後に血みどろの男爵呼ばれる男性に捜索を依頼する。
血みどろの男爵は、過去ヘレナに求愛したものの、拒絶されていたが、ずっとヘレナを愛し続けていた。
ゆえに、 ロウェナ・レイブンクローはヘレナは必ず探し出されると確信していた。
結局、血みどろの男爵はヘレナを探し出すが、帰ることを拒んだヘレナを殺害してしまい、自分も自殺。
ヘレナは、血みどろの男爵がやってくる直前に、髪飾りを木の虚に隠した。
10世紀ほどの時を経て、ヴォルデモートの分霊箱に
髪飾りは、誰もありかを知ることなく、「レイブンクローの失われた髪飾り」とも呼ばれて、行方が謎のままだった。
しかし、ホグワーツのレイブンクロー寮のゴーストとなったヘレナは、トム・リドル(ヴォルデモート)の巧みな話術にかかって、髪飾りのありかを教えてしまう。
ヴォルデモートは、10世紀ほどの間、放置されていた髪飾りを見つけ出して、自分の分霊箱にする。
その際、アルバニアの農夫を生贄にした。
ヴォルデモートはホグワーツに教職を求めに行った際に、髪飾りを「必要の部屋」に隠す。
分霊箱の破壊
ホグワーツ最後の争いの夜、ハリーは髪飾りを以前「必要の部屋」で見たことを思い出す。
「必要の部屋」にロンとハーマイオニーと一緒に髪飾りを探しに行った際に、後をつけてきたドラコ、ゴイル、クラッブとのバトルが始まる。
ロンとハーマイオニーに死の呪文を当て損ねたクラッブは、悪霊の火を放って結局自滅。
髪飾りの分霊箱としての機能は悪霊の火により、破壊された。
黒くねとねとした血のようなものが髪飾りから流れて、髪飾りが突然震え、二つに割れる。
髪飾りはかすかな悲鳴を発し、バラバラになって壊れた。
髪飾りのデータ
名称 英語 |
ロウェナ・レイブンクローの髪飾り Rowena Ravenclaw’s diadem |
---|---|
製作者 | ロウェナ・レイブンクロー |
制作時 | 中世 10世紀ごろ |
所有物 | 髪飾り |
分霊箱としての髪飾りのデータ
【作成】
- 時期:1946年以降
- 場所:アルバニア
- 犠牲者:アルバニア人農夫
【保管】
- 場所:ホグワーツ「必要の部屋」
【破壊】
- 時期:1998年5月2日(7巻)
- 場所:ホグワーツ「必要の部屋」
- 破壊者:ビンセント・クラッブ
- 破壊方法:悪霊の火
pottermoreのレイブンクローと髪飾りのイラスト画像
Ravenclaws, meet Rowena – your witty and wise founder. https://t.co/EGcbg6xz21 pic.twitter.com/YaPz6DlhSZ
— Pottermore (@pottermore) 2017年12月13日
レイブンクローと髪飾りのファンが描いたイラスト画像
"Rowena Ravenclaw" by lsmyang https://t.co/hAoIEbVtSG
— ポッターポータル (@hpsfan_com) May 14, 2019