ハリーポッターに出てくる呪文
「インペリオ 服従せよ」。
インペリオ呪文の発音、魔法の用途、呪文の語源・由来・意味、登場シーンなどをまとめています。
インペリオ呪文の意味・発音|ハリーポッター(ハリポタ)
インペリオ 服従せよ
Imperio
ɪmˈpɪərioʊ/ im-peer-ee-oh
呪文の語源・由来・意味
英語imperiousは横柄なという意味。
魔法の用途
インペリオ呪文は対象の相手を意のままに従わせて、思考も言動も操る。
- 術者: 術者の命令は、口頭での指示と無言の指示の両方が可能。
- 操られた相手: 最上の幸福感に満ちて、心地よい気分でいる。心が強ければ、操られることに抵抗をして命令に背くこともできる。ハリーとクラウチ親子はこの術に抗った。
- 第三者からの視点: この術で操られている人かどうかの見分けは極めて難しい。そのため、ルシウス・マルフォイなどは、ヴォルデモートに操られていたとして罪を逃れていた。
魔法の種類
3つの「許されざる呪文」Unforgivable Cursesのうちの一つの「服従の呪文」Imperius Curse。
登場場面のシーン
以前あったpottermoreのサイトで、後日明らかにされた内容も掲載。
第1巻 ハリー・ポッターと賢者の石
【術者】ヴォルデモート
【対象者】ルシウス・マルフォイ他、死喰い人
【場面】
ハリー達は、ヴォルデモートがリリーを最後に殺して消えた後の裁判で、ルシウス・マルフォイたちがこの術で操られていたと弁明して、罪を逃れたと聞いた。
第4巻 ハリー・ポッターと炎のゴブレット
【術者】バーテミウス・クラウチ・ジュニア(ムーディに変身していた)
【対象者】ビクトール・クラム
【場面】
バーテミウス・クラウチ・ジュニアがムーディに変身していた時に、闇の魔術に対する防衛術の授業で蜘蛛にこの呪文をかけて、呪いのデモを行った。
生徒にも術をかけ、ネビルはアクロバットさせ、ディーンには飛び跳ねさせながら国歌を歌わせ、ラベンダーにはリスの真似をさせた。
ハリーにも何度か術をかけようとしたが、抵抗されて失敗した。
【術者】バーテミウス・クラウチ・ジュニア
【対象者】ビクトール・クラム
【場面】
三大魔法学校対抗試合の第三の課題の時に、ビクトール・クラムにこの術をかけてセドリック・ディゴリーを攻撃させた。
【術者】ヴォルデモート
【対象者】ハリー・ポッター
【場面】
リトル・ハングルトンの墓地でハリーにこの呪文を使用するが、魔法を破られた。
【術者】バーテミウス・クラウチ・シニア
【対象者】バーテミウス・クラウチ・ジュニア
【場面】
息子のバーテミウス・クラウチ・ジュニアを自宅監禁するためにこの呪文を使用するが、魔法を破られた。
【術者】ヴォルデモート
【対象者】バーテミウス・クラウチ・シニア
【場面】
バーテミウス・クラウチ・シニアを自宅監禁するためにこの呪文を使用するが、最後に魔法を破られた。
【術者】バーテミウス・クラウチ・ジュニア
【対象者】アラスター・ムーディ
【場面】ムーディを監禁し続けるためにこの呪文を使用。
第5巻 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
【術者】ルシウス・マルフォイ
【対象者】
【場面】
魔法省のブロデリック・ボードと不死鳥の騎士団通期メンバーのスタージス・ポドモアにこの呪文を使用。
しかし、魔法省の神秘部に置かれている予言を取らせようとしたが失敗。
結果、ブロデリック・ボードは聖マンゴ魔法疾患傷害病院に入院したが、口封じのため死喰い人が悪魔の罠を贈って絞殺。
スタージス・ポドモアは、アズカバンに6ヶ月収監されてその後の消息は不明。
第6巻 ハリー・ポッターと謎のプリンス
【術者】ドラコ・マルフォイ
【対象者】マダム・ロスメルタ
【場面】
三本の箒の女主人のマダム・ロスメルタに使用。
呪いのネックレスと毒入り蜂蜜酒をホグワーツに密かに持ち込むのとダンブルドアが洞窟から三本の箒に帰ったときに合図を送る手伝いをさせた。
【術者】マダム・ロスメルタ
【対象者】ケイティ・ベル
【場面】
ドラコに服従の呪文をかけられていたマダム・ロスメルタは、ケイティ・ベルにこの呪文を使用。
ダンブルドアを殺させるため、ネックレスをホグワーツに持ち込むように仕向けた。
第7巻 ハリー・ポッターと死の秘宝
【術者】死喰い人
【対象者】スタン・シャンパイク
【場面】
死喰い人はスタン・シャンパイクにこの呪文をかけた。
7人のハリーを追撃する際にハリーを襲わせたが、スタンはハリーに武装解除されて失敗に終わった。
【術者】ハリー・ポッター
【対象者】トラバース
【場面】
グリンゴッツ魔法銀行のレストレンジ家の金庫破りの時に、ベラトリックスに扮していたハーマイオニーにくっついて来た死喰い人トラバースに透明マントの中から使用。
銀行の地下洞窟でトラバース置き去りにした。
【術者】ハリー・ポッター
【対象者】トラバース
【場面】
グリンゴッツ魔法銀行職員のボグロッドにこの呪文をかけて、レストレンジ家の金庫まで案内させた。
【術者】ヤックスリー
【対象者】パイアス・シックネス
【場面】
前任者が殺されて魔法大臣に就任したパイアス・シックネスにこの呪文をかけて、魔法省を操る。
ハリーの指名手配、マグル生まれ登録委員会の設立などをさせた。
ヴォルデモート陣営でのホグワーツ最後の争いへの参戦もさせたが、アーサーとパーシーに破れた。
【術者】ミネルバ・マクゴナガル
【対象者】アミカス・カロー
【場面】
レイブンクローの談話室で、カロー兄弟を拘束する目的で使用。