フンコロガシについてまとめています。
その英語名、フンコロガシ生息地、日本にいるかいないか、なぜ糞を転がすのか、なぜ糞を食べるのか。エジプトでは神聖とされるスカラベもフンコロガシの一種。

無料で入手可能なかわいいイラストも掲載。

映画「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」にもちらっと登場。






フンコロガシの英語

【日本語】フンコロガシ
【英語名】Dung Beetles

フンコロガシ生息地 日本に生息するか

フンコロガシは南極大陸を除く、全ての大陸で生息。

フランス、エジプト、トルコなどの地中海沿岸や、中国、モンゴル、メキシコ、ニカラグア、ペルー、ナンビアなど。

日本には生息していない。

ただし、日本にもフンコロガシに似た生態を持つ昆虫が存在。

【マメダルマコガネ】
体長3mm程度の小さな虫で、フンコロガシと同様に糞を転がす習性がある。


【センチコガネ】
2~3cm程度の糞虫で、稀に糞を転がすことがある。

フンコロガシはなぜ糞を食べて、転がすのか。

フンコロガシにとって糞転がす、食べる行為は、自身や家族の生存と繁殖、さらには周り生態系の維持に不可欠な行動。

【糞を転がすのはなぜか】
糞を転がすのは、安全な場所でエサを食べるため。
他のフンコロガシに横取りされるリスクを減らすことが可能。

フンコロガシは糞を玉状にして転がすことで、効率的に運搬できる。
まっすぐ一直線に転がすことで、最短時間で目的地に到達する。

【糞を食べるのはなぜか】
フンコロガシは糞自体ではなく、糞に含まれる栄養分を吸収。
特に草食動物の糞に含まれる未消化の草の汁が栄養源となっている。

地中の巣穴に運び込んだ糞玉の中に卵を産む。
糞は産卵床としても利用して、幼虫はこの糞玉を食べて成長する。

【生態系への貢献】
フンコロガシの活動は、土壌の肥沃化や植物の種の散布、ハエの増殖抑制など、生態系に重要な役割を果たしている。

エジプトにおけるスカラベは神聖

エジプトでは神聖とされるスカラベもフンコロガシの一種。

古代エジプトでは、太陽神の化身として神聖視されていて、護符や装身具として広く用いられていた。

ファラオの装飾品には必ずスカラベが存在。

太陽神ラーの恩恵を持つものとして描かれていたものもある。

多くの遺跡や遺物からスカラベをモチーフにした壁画やレリーフが発見されている。






映画ファンタスティック・ビースト・シリーズでの登場

ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅に登場。

1926年、おおきなフンコロガシが、魔法生物学者のニュート・スキャマンダーのスーツケースで糞を転がしていた。

フンコロガシに魔法の力があるかどうかは明らかにされていない。

大フンコロガシは、マグル界に生息するフンコロガシよりはかなり大きいが、その違いなどは不明。

ニュートの著作「幻の魔法生物とその生息地」には登場しない。

フンコロガシのイラスト 無料サイト

いらすとやでダウンロード可能

IllustACでダウンロード可能