ハリー・ポッターの原作に登場する「マーリンの髭」「マーリンの猿股(マーリンのパンツ)」という用語についてまとめています。

英語で「Merlin’s beard」はおどろいたときの用語で、直訳すると、「マーリンの髭」。

日本語版では「おどろき桃の木」といったように、全てが意訳させていたため、日本語版のみの読者にはなじみがまったくない用語です。​

また、その派生である「マーリンの猿股(マーリンのパンツ)」も日本語版では突然出てきた言葉なので、英語原書をもとに解説しています。






「Merlin’s beard」マーリンの髭とは?◆ハリーポッター

「Merlin’s beard!」は、驚いたときに使われる魔法界の言葉。

大魔法使いマーリンの長い髭に由来する。

英語でいう「Oh, my god」のような言葉。​

​マーリンの髭のバリエーション「マーリンの猿股(マーリンのパンツ)」他と翻訳

原作の英語版では、12回「Merlin’s beard!」が登場!

日本語版ではすべては、「おどろき桃の木」、「なんてこった」、「おい、おい」、「たまげた」といったような驚き系の言葉に意訳されている。

一度も、マーリンの髭とは翻訳されなかった。

「Merlin’s beard!」には、その他以下のバリエーションがある。

意味はどれも同じで、驚いた時の表現となっている。

  • Merlin’s most baggy Y-fronts
    直訳: 「マーリンの最もだぶだぶのY字パンツ」
  • Merlin’s saggy left—
    直訳: 「マーリンのよれよれの左の—」
  • Merlin’s pants!
    直訳: 「マーリンの猿股(マーリンのパンツ)!」​​

Merlin’s pantsで初めて、日本語版役ではじめてマーリンという人名をそのまま使って「マーリンの猿股」と直訳された。

ただし、今どきの若者や小学生などはの読者層は、猿股ということばになじみがない上、初めて「マーリンの○○」という言葉が登場したことに?になったはず。

英語版を読んでいないと、一体何のことかわからなかった人が一定数はいた模様。

​マーリンの髭の登場作品

ハリーポッターの物語の日本語版では普通の驚きの言葉に翻訳されたため、マーリンの髭は全く登場しないが、英語では以下の作品に登場。

  • 第4巻 ハリー・ポッターと炎のゴブレット
  • 第5巻 ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団
  • 第6巻 ハリー・ポッターと謎のプリンス
  • 第7巻 ハリー・ポッターと死の秘宝
  • 第1作 ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅
  • 第3作 ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密